お米ランキング2025最新版
2025年 お米ランキング 上位品種一覧(特A評価)
1位:新潟県産 コシヒカリ (2024年 1位新潟県産コシヒカリ)
特A評価を35年以上維持し続ける唯一の銘柄。粒の粘りと甘み、炊き上がりの香りが高く評価されており、全国的に高級米の代名詞として知られています。
2位:山形県産 つや姫 (2024年 2位北海道産ゆめぴりか)
15年連続で特A評価を獲得。炊き上がりの白くつやのある美しい外観と、上品な甘みと旨みのバランスが特徴で、冷めても美味しさが持続します。
3位:北海道産 ゆめぴりか (2024年 3位宮城県産ひとめぼれ)
特A評価を継続的に獲得している北海道の代表銘柄。もちもちとした食感と豊かな甘みが特徴で、全国的な人気を誇ります。
4位:秋田県産 サキホコレ (2024年 4位山形県産つや姫)
2023年に品種登録され、2024年産で特A評価を獲得。秋田県が開発した新品種。白さとツヤが際立つ外観、粒感のあるふっくらとした食感、上品な香り、かむほどに広がる深い甘みが特徴です。
5位:青森県産 はれわたり (2024年 5位秋田県産あきたこまち)
2023年に品種登録され、2024年産で特A評価を獲得。青森県が開発した新品種。白くつやがあり外観が優れ、粘りが強く、やわらかく舌ざわりがなめらかで、冷凍保存後の解凍でも美味しさが持続します。
引用元:
日本穀物検定協会「米の食味ランキング」
SMART AGRI「2025年注目のお米はこれ! お米ランキング『特A』の銘柄を紹介」
FNNプライムオンライン「『特A米全紹介』米の食味ランキング発表!最高位の特Aのおコメ最多は山形の4点」
おにぎりにおすすめのお米ランキング
1位: 新潟県産コシヒカリ
粘り気が強く、もちもちとした食感が特徴。冷めても美味しさが持続するため、おにぎりには最適。粒が大きく、ふっくらとした炊き上がりになるため、形が崩れにくく、握りやすい。家庭用から業務用まで広く支持されています。
2位: 北海道産ゆめぴりか
甘みが強く、もちもちした食感が特徴で、おにぎりの味を引き立てます。冷めても硬くならず、食べやすいのが魅力。少し柔らかめに炊き上がるため、ふんわりとしたおにぎりが作れます。高級感があり、特別なお弁当やおもてなしにも最適です。
3位: 秋田県産あきたこまち
粘りと硬さのバランスが良く、握りやすさと食べやすさの両方を兼ね備えています。甘さが控えめで、具材との相性が良い。冷めても風味が落ちにくいため、持ち運びにも適しています。和食全般にマッチし、特にシンプルなおにぎりに向いています。
4位: 宮城県産ひとめぼれ
ふっくらとした炊き上がりと、さっぱりした後味が特徴で、さまざまな具材に合いやすい。価格もリーズナブルで、コストパフォーマンスが高い。名の通り、一度食べたら忘れられない美味しさがあります。お弁当やピクニックのおにぎりにも人気です。
5位: 山形県産つや姫
大きな粒と美しい光沢が特徴で、見た目も美しいおにぎりが作れます。甘みがあり、噛むほどに旨味が感じられるため、シンプルな塩むすびに最適。粒立ちが良いため、崩れにくく、握りやすい。家庭用だけでなく、飲食店でも高い評価を得ています。
関連記事はこちらから↓
【忙しい朝でも簡単】人気おにぎり具材と冷凍保存テクニック
【お米の正しい保存方法とは?】冷蔵庫・常温・玄米・一人暮らし別に紹介
引用元:
日本穀物検定協会「米の食味ランキング」
SMART AGRI「2025年注目のお米はこれ! お米ランキング『特A』の銘柄を紹介」
八代目儀兵衛「2024年 美味しいお米ランキング」
無洗米ランキング
1位: 山形県産 はえぬき無洗米
粘りが少なく、さっぱりとした食感が特徴で、冷めても美味しさが持続するため、弁当やおにぎりにも適しています。無洗米でも粒がしっかりしているため、炊き上がりがふっくらとします。山形県産の「はえぬき」は、品質の高さと安定した味わいが人気。無洗米にすることで手間が省け、忙しい家庭でも利用しやすいです。
2位: 新潟県産 コシヒカリ無洗米
甘みと粘りが強く、豊かな風味が特徴。無洗米に加工されても美味しさは損なわれず、炊き上がりもふっくらとした食感を維持しています。コシヒカリはブランド力も強く、信頼性の高い品種。特に新潟県産の無洗米は、手軽さと高品質を両立しており、多くの家庭で支持されています。
3位: 秋田県産 あきたこまち無洗米
粘りと硬さのバランスが良く、無洗米でも味や食感に違和感がない。甘さが控えめで、料理の味を引き立てます。秋田県産のあきたこまちは、安定した品質で、冷めても硬くならないため、お弁当や持ち帰りのご飯にも向いています。無洗米に加工することでさらに手軽さが増し、忙しい家庭に人気です。
4位: 北海道産 ななつぼし無洗米
さっぱりとした後味と、適度な甘みが特徴。無洗米にすることで、洗米の手間を省きながらも、炊き上がりの味わいは十分に保たれています。北海道の寒冷な気候で育つ「ななつぼし」は、品質が安定しており、特に和食との相性が良いです。手軽に美味しいご飯が炊けることから、日常使いにも最適。
5位: 宮城県産 ひとめぼれ無洗米
粘りがあり、柔らかい食感が特徴。無洗米でも炊き上がりがふっくらと仕上がり、甘みも引き立ちます。宮城県産のひとめぼれは、手頃な価格と高品質のバランスが評価されています。無洗米の手軽さが、忙しい家庭や単身世帯での人気を集めています。
引用元:
日本穀物検定協会「米の食味ランキング」
クラシル比較「【2025年】無洗米のおすすめ17選!魅力とは?炊き方や選び方など解説」
各都道府県別のお米ランキング
生産量トップの都道府県ランキング
1位: 新潟県
新潟県は日本一の米どころとして知られており、コシヒカリを中心に生産量が全国トップ。広大な耕地面積と良質な水源が、安定した高品質な米の生産を支えています。新潟産コシヒカリはブランド力が強く、国内外での需要が高いです。特に「魚沼産コシヒカリ」は、高級米として人気があり、価格も高めに設定されています。
2位: 北海道
北海道は広大な農地を持ち、気候が米の生育に適しているため、生産量が多くなっています。特にゆめぴりかやななつぼしといった品種が人気です。北海道産の米は、寒冷地で育つため病害虫の被害が少なく、品質が安定しています。また、近年の品種改良により、味や食感が向上し、国内市場でのシェアが拡大しています。
3位: 秋田県
秋田県はあきたこまちの生産が盛んで、全国でも上位にランクイン。気候と土壌が米の栽培に適しており、品質の良い米が収穫されています。「秋田こまち」は、あっさりとした甘さと程よい粘りが特徴で、全国的に人気のある品種です。特に家庭用の需要が高く、コストパフォーマンスも優れています。
4位: 宮城県
宮城県は、ひとめぼれの生産地として知られており、全国的なシェアが高いです。県内の米作りは歴史が深く、地域全体で米の品質向上に取り組んでいます。「ひとめぼれ」は、バランスの取れた味わいが特徴で、家庭用や外食産業でも人気です。災害復興後も生産量が増加しており、安定した供給が可能です。
5位: 福島県
福島県は、県全体で米作りが盛んで、特にコシヒカリの生産が多い。震災後も農家の努力により、品質と生産量が回復しつつあります。福島県産のコシヒカリは、粘りと甘みがあり、評価が高いです。地域の特性を活かした米作りが進められており、ブランド米としての地位も確立されています。
引用元:
農林水産省 「令和6年度水陸稲の収穫量」
農林水産省 「作況調査(令和版)」
お米ランキングの3年比較で読み解くトレンドと変化
年ごとの特A評価数と注目品種の変化
特A評価数は2023年から2025年にかけて減少傾向にある
日本穀物検定協会の発表によると、特A評価の産地品種数は以下の通りです。
2023年(令和4年産):40産地品種
2024年(令和5年産):43産地品種
2025年(令和6年産):39産地品種
2024年に一時的な増加が見られましたが、全体としては減少傾向にあります。
高温耐性品種の特A評価が増加している
2025年の特A評価品種には、高温耐性を持つ「きぬむすめ」「にこまる」「みずかがみ」などが含まれています。気候変動による高温の影響を受けにくい品種が評価される傾向が強まっています。
「コシヒカリ」の特A評価数が減少し、他品種の評価が上昇している
2023年には「コシヒカリ」が8産地品種で特A評価を受けましたが、2025年には9産地品種となっています。「コシヒカリ」の評価数は微増していますが、他品種の評価上昇が目立ち、相対的に「コシヒカリ」の存在感が薄れている可能性があります。
新興品種の特A評価が増加している
2025年には、秋田県の「サキホコレ」や青森県の「はれわたり」など、新たに開発された品種が特A評価を受けています。新興品種の評価が高まっており、多様な品種が市場に登場しています。
常連ブランド米の評価安定性と信頼性
新潟県魚沼産コシヒカリは、35年以上にわたり特A評価を維持しており、圧倒的なブランド力と信頼性を誇る
日本穀物検定協会の食味ランキングにおいて、魚沼産コシヒカリは特A評価を35年以上連続で獲得しています。魚沼地域の気候や土壌条件が、コシヒカリの栽培に適しており、品質の高い米の生産を支えています。
北海道産ゆめぴりかは、14年連続で特A評価を獲得し、北海道米の品質向上を象徴する存在となっている
ゆめぴりかは、2024年産米の食味ランキングにおいても特A評価を獲得し、14年連続での受賞となりました。北海道の寒冷な気候と先進的な農業技術が、ゆめぴりかの高品質な米の生産を可能にしています。
山形県産つや姫は、連続して特A評価を受けており、減農薬・減化学肥料の特別栽培米としての品質と安全性が評価されている
つや姫は、山形県で開発された品種で、特別栽培米としての基準を満たし、連続して特A評価を獲得しています。つや姫の栽培には、農薬や化学肥料の使用を通常の半分以下に抑える特別栽培基準が設けられており、品質と安全性が確保されています。
これらの常連ブランド米は、厳格な品質管理と生産者の努力により、高い評価を維持し続けている
各ブランド米の生産地では、土壌管理や水管理などの栽培技術の向上に努め、品質の高い米の生産を継続しています。これらの取り組みにより、消費者からの信頼を獲得し、ブランド米としての地位を確立しています。
新興産地の台頭と地域別評価の変化
青森県の「はれわたり」が初の特A評価を獲得し、北東北の新興産地として注目を集めている
2023年(令和5年)産米の食味ランキングにおいて、青森県の新品種「はれわたり」が初めて特A評価を獲得しました。「はれわたり」は、粒立ちの良さやツヤ、しっかりとした粘りと甘さ、香りが特徴であり、青森県の新たなブランド米として期待されています。
秋田県の「サキホコレ」が特A評価を獲得し、従来の「あきたこまち」に続く新たなブランド米として期待されている
2023年(令和5年)産米の食味ランキングで、秋田県の新品種「サキホコレ」が特A評価を獲得しました。「サキホコレ」は、コシヒカリを超える極食味品種として開発され、食味に徹底的にこだわった品種であり、今後のブランド米としての成長が期待されています。
高温耐性品種の導入と栽培技術の向上により、従来評価が低かった地域でも特A評価を獲得する事例が増加している
2024年(令和6年)産米の食味ランキングでは、特A評価の大半が高温耐性品種であり、従来評価が低かった地域でも特A評価を獲得する事例が見られました。気候変動による高温の影響を受けにくい品種の導入や、適期作付け、早期の刈り取りなどの高温対策を徹底することで、品質の高い米の生産が可能となり、評価の向上につながっています。
引用元:
日本穀物検定協会「米の食味ランキング」
うまい森青い森「はれわたり」
秋田県公式サイト「サキホコレブランドサイト」
SMART AGRI「特A米の評価変化と気候変動への対応」
まとめ
本記事を通して、2025年のお米の最新ランキングをご紹介してきました。特A評価の銘柄や用途別のおすすめ品種、地域別の傾向など、信頼できるデータと事例に基づいた情報を参考に、自分にぴったりなお米選びが可能になります。これで、毎日のご飯がもっと美味しくなり、家族みんなで楽しむことができるでしょう。
2025年5月9日更新